『古事記』と合わせて「記紀」と呼ばれる歴史書。
720年に完成した。
編年体を採用し、歌謡部分以外は漢文で書かれている。
遣唐使や白村江の戦いなど、海外との折衝や接触が増える時代にあって、朝廷や天皇の正当性を、国際的にアピールする必要に迫られたことが、編纂の背景にはある。
完成までに40年もの歳月を経た。
『日本書紀』成立後、次々の国史がまとめられ、合わせて「六国史」と呼ばれた。
後の5つは「続日本紀」、「日本後紀」、「続日本後紀」、「日本文徳天皇実録」、「日本三代実録」。
※編纂の勅命を出した天武天皇は、完成の前に亡くなっている。
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斎藤孝監修。自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365