『穢れた翼』。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第36話『穢れた翼』先行カット紹介その2です!モビルアーマー「ハシュマル」とそのサブユニット「プルーマ」。厄祭戦の脅威が今再び!(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/aT48hKQSXB
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) December 9, 2016
なんて「もちの良い素材」なんでしょう。
300年前の機械が、遺棄され埋まってたのに現役と変わりなく稼働するなんて。
今のわれわれは見たこともない、すごい高機能の、新種の金属なのですね。
はっきりとした記憶ではないのですが、昔の「モビルアーマー」はここまで「災厄そのもの」ではなかったような。
なんとなくナウシカの巨神兵が想起されるわけですが、「ハシュマル」は人類の4分の1を滅ぼしたという戦闘機械。
いや、それはもう、戦闘とは呼ばないでしょう。
単なる殺戮機。
それが「鳥」を模してあるという、ここにはどんな隠喩があるのでしょう。
この、無敵とも絶望とも言える古代の巨大殺戮機に、無謀な一撃を加えたり現状把握が全然できてないお坊ちゃんパイロットとしての、ギャラルホルン側のイオク・クジャン。
クジャン家はギャラルホルン・7スターズの一家。
現状認識の甘さから部下を安易に無駄に死なせておいて、「クジャン家の未来をお考えください!イオク様の命はあなた一人のモノではないのです!!」と諭されると即座に泣いて「仇は取る!誓うぞ!」みたいなことを言う、いわゆる直情径行型(バカ殿とも言う)。
一番鬱陶しい、熱血なだけの役か。
でも、こういうキャラがのちに成長して、この時の恨みを持ったまま厄介で重厚な人物になっていったりする可能性があるから侮れません…。
「決まった表現」は『フリ』になっている場合があって、簡単に言えば「調子に乗って暴れる」表現は「すげなく殺されてしまう」、のフリになってたり。
「幸せの絶頂」の表現は「今からそれがぶち壊される」、のフリになってたり。
「フラグが立つ」っていうやつですね。
この回では、「七星勲章」という言葉が出てきます。
かつて、あの英雄アグニカ・カイエルがモビルアーマーを倒して得たのも「七星勲章」。
そしてその数で、イシュー家が第一党となったと。
マクギリスが今回「七星勲章」を得れば300年ぶりに、席次が入れ替わる可能性が!?
…というか、300年そのままの体制でやってきてるんですかね…。
トロイカ(合議)体制を300年維持してるっていうことの方が驚愕です。
うん、ちょっと2週、リアルタイムで見損なってます。いや3週か。
先日の日曜は第37話『クリュセ防衛戦』でしたね。
とにかく「けっきょく胡散臭い連中が暗躍しまくる戦争惨歌」なガンダム、大好きです。