両賞とも、設立したのは菊池寛である。
旧制一高の同期だった芥川龍之介、菊池が創刊した『文藝春秋』の無名の雑文を引き受けていた直木三十五、早逝した二人の友人に対し菊池は「親しい連中が、相次いで死んだ。身辺うたた荒涼たる思いである(中略)亡友を紀念すると云ふ意味よりも、芥川直木を失った本誌の賑やかしに亡友の名前を使はうちお云うのである。もっとも、まだ定つていないが」と記した。
両賞とも、正賞は時計。副賞は、当初は500円だった(現在は100万円)。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得る。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて驚きつつ知り、ああそうなのか〜なんて言いながら、ほんの少しだけメモのように書くことを1年間続ける修行。「ああ、365ページある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。「教養が身につくかどうか」なんてどうでもいいんです。そこに拘ってはいけない、基礎の基礎。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365