典型的な母親像、としてパロディにさえ使われることのある絵。
それが「ホイッスラーの母」だ。
彼は、いつものモデルが病気になってしまったので、代わりに母をモデルに肖像画を描いた。
母への何か特別な思いなどを想起させるために描いたのではなかった。
本人は、「母の肖像画なので私にとっても興味深い作品だ。しかし、一般の鑑賞者は、これが誰の肖像画なのか、気にもかけない」として、その構図の携帯要素を重視して描いた。
この絵はアメリカの母親を讃えるために、郵便切手の図柄に採用された(1934年)。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365