自論構築過程

ハゲ、なんとかなるかもしれない回

投稿日:2024年11月25日 更新日:

【薄毛への構え】というカテゴリをあつらえて、弊ブログに拙文を初めて書いたのはどうやら2016年らしい。

 

「政治家はカツラをかぶるな」というタイトルの、記事だった。

政治家はカツラをかぶるな

ここには、齢70に垂(なんなん)とする地位も名誉もある立派な男性がまだそこにこだわりと羞恥を持ってカツラを召されるか…という哀愁を契機として、さらに「政治家は、市民の安全と自分の“カツラだとバレる”が天秤にかけられた時、どちらを取るのか?」という問いが、含まれていた。

そして「自分は潔い」と、なぜか多くの男性が思い込んでいるという事実を知った。
ほぼすべての男性は、「ハゲたらハゲたで良い」と考えている。
それが運命(さだめ)だ、と。

ちなみに、スキンヘッドにする人を「潔い」と勘違いしている人もいるだろうが、それは違う。
スキンヘッドは、いわば「ハゲヅラ」である。
ハゲというのは所定の位置に生えていたはずの毛髪が抜け落ち、残った髪はいつまでもそこで生え変わり続けるという、コントラストの妙である。

「江戸時代ならチョンマゲの、頭頂部に乗せた刷毛先(髪の束)を無くした状態」こそが、ハゲの正しい姿だ。

なのでそのコントラストを消しすべて剃り「ハゲですけど、わざとです」という顔を「潔さの演出」に使おうとしている姿は、ちっとも潔くなんかないのである。カツラと同期は同じだからだ。

生えてないところと、生えてるところ。
両方を完全に受け入れた状態こそが、潔いと言える。
そしてハゲる頃、ハゲがあの人を第一に表す特徴ではない、と言われる人間になっていることが望ましい。

たとえば(名前を出して申しわけけないが)作曲家・久石譲氏のことを「ハゲ」だと思っている人は少ないだろう。お姿を思い出しても、ハゲだという印象すらない。
久石譲さんはすごい作曲家であり、あのジブリの名曲たちを産んだ人である。

そこまで偉人になる必要はないが、「ハゲだから脱落する」ようなダルい婚活市場や恋愛バラエティの場にさえ出なければ、ハゲは人間として活躍する上で、何の意味もない外見の一部に過ぎないのだ。
だからこそ「潔さ」が大事になってくる。

ほぼすべての男性が若い頃には「ハゲたらハゲたで良い」と考え、歳を取ったらジェイソン・ステイサムやショーン・コネリーのようになればいい、くらいに軽く考えている。甘い。

そう言いながらほぼすべての男性が、実は「ハゲないならハゲないに越したことはない」という淡い期待もも同時に、抱えているのだ。

 

ハゲる機序はほぼわかっている。

AGA(AndroGenetic Alopecia)という名前で有名になった。
「雄核発生に関連する」脱毛を指す。

それだけに、基本的に男性にしか発症しない。
「男性ホルモンのなせるワザ」だからだ。

それを抑える薬が、今はある。
AGA治療はそれをし、それを処方する。
病院で出る薬も同じもの。
だからオンラインでできるのだ。

先ほど「ハゲるならそれで良い、と男性は皆思っている」と書いたが、かく言う自分も、30代ならやってなかったな、と思う。
歳をとって、「まぁもう、いい。ハゲたとしてもそれなり。だから一度、やってみる価値はあるだろう」という、開き直りがあってこその薬、ということになった。

そしてやってみたら、成果が出た。
成果を得てみると
「年齢も年齢だし…っていうことはない」ということがわかった。
「ハゲたらハゲたで構わない、ということはない」ことがわかった。

 

おさらいする。

ハゲの原因はほぼ確定。
「男性ホルモンのせい」。

男性には、男性だからこそ男性ホルモンが豊富。
女性にもあるけど当然、男性の方が男性ホルモンは多い。

男性ホルモンが、「毛乳頭細胞」にやって来る。
場所にもよる。特に頭頂部・前頭部。

男性ホルモンが毛乳頭細胞で「5α-リダクターゼ」という酵素と一緒になり、活性化する。
その上で「男性ホルモン受容体」と結合し「ジヒドロテストステロン(DHT)」となる。

DHTは、男性ホルモン(テストステロン)と5αリダクターゼという酵素が結合することで生成される。
前立腺肥大、ニキビなどの原因となる。
「悪玉の男性ホルモン」なんて呼ばれてしまうこともある。

なぜかDHTが、毛乳頭細胞に「生えるの、やめんかい!」という命令を出すようになる。
この命令を受けて毛乳頭細胞が、毛母細胞に向かって「分裂を止めんかい!」という命令をさらに出す。
毛母細胞の細胞分裂によって髪の毛は次々に生み出されていくので、細胞分裂が止まると毛も止まる。
髪の毛には成長するサイクルあり、この「発毛サイクル」が正常ではなくなったら髪は生えなくなる。
生えては消え、を高速で繰り返すのみになってしまい、結果、髪の毛にならないのだ。

男性ホルモンが結合する「男性ホルモン受容体」。
これがなぜか、後頭部には無い。
無いから、後頭部や側頭部はハゲないのである。

まさに宇宙の神秘。
「なぜそうなってるのか」という問いに、答えはない。
システムやフローが分かっても、その存在理由はない。

もはや、神の領域でしかないのだ。

「ミノキシジル」と「フィナステリド」

「フィナステリド」はその「分裂を止めんかい!」
という命令を出す男性ホルモンに、タックルをかまして止めてくれる。
分裂止めろ!を「止める」のだから分裂が始まる。だから生えてくる。

男性ホルモンのやろうとしてることを阻害するのだから、性欲が減退する。

これが副作用だ。

「ミノキシジル」は、栄養を運ぶための「血流」の活性化。
栄養を、毛乳頭細胞まで運ぶのは、血液だ。
栄養は血流に乗ってやってくる。
なので、物流と同じで、道路が整備され、つながっていないと役に立たない。
栄養をしっかり届けるための血流の確保。
これが重要になる。

血圧が上がる。

これが副作用だ。

そして謎の「ストレスに気をつけましょう!」。

そんなことを言われても困る。
ストレスなんか無い方が良いのは誰でも分かっている。
それを言われてもどうしようもないところもある。

薄毛の原因は、基本的には遺伝だ。
ハゲる一族に生まれた人は、相当の高確率で必ずハゲる。
男性型脱毛症(AGA)の原因は、遺伝。

そもそも遺伝だから、その流れ自体に逆らうことは出来ない。
「俺は家訓は守らない」とか「俺は家業は継がない」とかは出来るだろうが、「俺は遺伝に抗う」は出来ない。

まずは遺伝であることを受け入れることが大事だ。

そして、当たり前だが栄養が必要。

 

それはタンパク質。

髪の毛は、タンパク質でできてるから。
人間はまず、内臓とか、生きることに直結することに栄養を使う。
皮膚や髪の毛など、末端にあるものは後回しになる。
だから後回しにされる連中にもじゅうぶんに行き渡るほどの栄養を取っておかないと、髪の毛用の栄養が確保できない。

サラダばっかり食べてて、髪の毛が生えるわけがない。
ワカメや昆布でもし頭から何か生えてきたとしたら、それはワカメか昆布なんじゃないだろうか。

これを買って、飲め。ただそれだけだ。

「ミノキシジル5g」と「フィナステリドを含むフィナロイド」。

2種の薬がそれぞれ100錠入って、 7,521円。
100日分なので、75.21円/日。
2,256円/月である。

これを「高い!高価だ!」と思うなら、勝手にハゲてろ。
もう知らん。


フィナロイド100錠+ミノキシジル5mg100錠

東京オンラインクリニック







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