ゴシック同様、ヨーロッパで生まれたバロック。
元は「歪んだ真珠」を意味するポルトガルから来ている。
初期バロック音楽はルネサンス形式を単純化することに傾倒して行ったが、やがて装飾過剰な美的構成で、新たな境地に達した。
和声の切れ目(カデンツ)が重要視され、安定したリズム・強烈な情念・凝った旋律線・演奏者の優れた技巧、など、求められるハードルも相当に上等なものになっていった。
オペラの男性主役は、思春期に去勢された「カストラート」が務めた。
ロンドンのセント・ポール大聖堂では、よく少年聖歌隊員が誘拐され、よその聖歌隊で歌わされる、ということが起こったらしい。
教会音楽の巨匠たちは、バロック音楽とともにその腕を磨き、近代音楽の礎を築いた。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365