功利主義を初めて提唱したのはイギリスの経済学者・哲学者であるジェレミー・ベンサムだ。
それを体系化したのがジョン・スチュアート・ミルである。
功利主義とは、「私たちはいかに振る舞うべきか」について、ある一定の見解を持つべき、という考え方である。
「善とは何か」について、快楽主義的な見解を持つ、と言ってもいい。
快楽のみが客観的な善だと考え、重視すれば、それに伴う行動を取るのが最善策となり、それは結果的に功利的になる。
ベンサムは「偏見を抜きにすれば、プッシュピン遊びは、音楽や詩の技芸と同じ価値を持つ」という有名な言葉を残している。
それに対しミルは「満足した豚であるより、不満足なソクラテスである方が良い」と語っている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365