モーツァルトはバッハと、ヘンデルの対位法的作曲スタイルに関心を寄せ、死ぬ間際まで「レクイエム」の作曲を続けた。
1791年7月、彼の家に、見知らぬ男性がやってきた。
そしてレクイエムを書いて欲しいと依頼したのだ。
実はアマチュア音楽家、フランツ・フォン・ヴァルゼック伯爵の使者だったことが、モーツァルトの死後明らかになった。
彼はレクイエムをモーツァルトに書かせて、自分の名前に書き換え、自分の作品として世に発表しようとしていたというのだ。
不摂生と働きづめの生活で、モーツァルトは疲弊していた。
結局、モーツァルトが残した最低音部の草稿をもとに、弟子のフランツ・ズュースマイヤーが最後まで完成させた。
(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)
1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365