ワクチンは、力を弱くした病原体でできている。
弱い病原体に対し、人間の体はそれ専用の抗体を作る。
次に本当の病原体が入ってきたら、すぐさまそれを退治する。
ワクチンが効く仕組みは、そういうことである。
エドワード・ジェンナーは、牛の乳搾りをする農婦たちに着想を受け、牛痘ウィルスから天然痘に効くワクチンを作り出した。
ワクチンには「集団免疫」という効果があり、病気によるが、90%の人にワクチンを接種すれば、それがバリアとなって、残りの人も感染しなくなる。
キリスト教は、ワクチンに当初、反対していた。
元イェール大学総長のティモシー・ドワイトは、「神がはるか昔から、ある人物は天然痘で死ぬと決めておられたのなら、そのご決定を、ワクチン接種という術策で回避し、無効にするのは、じつに恐ろしい罪であろう。」と語っている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
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