ミケランジェロはこの絵について「足場の上で頭を反らせながら絵を描くのは難しかった」と語っている。
「システィナ」という言葉は、ローマ教皇シクストゥス四世に由来する。
建設時期は1475年〜1483年。
ソロモン王が建てたと言われる神殿の大きさを基準にしたと言われる。
1507年、教皇ユリウス二世が、新たな天井画を天才・ミケランジェロに依頼した。
彼はこの礼拝堂で、枢機卿が立つ位置の、真上に神が来るように綿密に計算して描いた。
修復作業は何度も行われたが、1981年からの修復で(これには日本テレビが資金提供している)、鮮やかな色彩が明らかになり、世界中の美術史家・愛好家は驚愕した。
ゲーテはイタリア旅行中、このシスティナ礼拝堂の天井画を見て、
「この礼拝堂を見ずして、ひとりの人間がどれほどのことを成し遂げられるかを、明瞭に思い描くことはできない」と語っている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365