頭のおかしい連中に見つかってしまい、ライブ会場でデモをやられるんじゃないか、というような懸念すら浮上したこともあってか、ご本人がコメントを出したんですね。
RADWIMPS「HINOMARU」に批判、“愛国ソング”は本当に悪なのか?
https://www.oricon.co.jp/special/51314/ロックバンドRADWIMPSの楽曲「HINOMARU」が「軍歌のよう」「愛国的だ」と批判を受け、作詞したボーカルの野田洋次郎が「傷ついた人達、すみませんでした」とSNSで謝罪した。
謝罪文、全文。
I hate violence. I hate war.
Every time I mention something about our history, I try myself to express that. And not to go backwards, but to go forward. Some people has claimed that the song Hinomaru is an Army song. The answer is, It is not. Never.
There are no specific words in the song related to it. This song is not made to attack anyone who is in any kind of posistion or nationality.
The song Hinomaru does not express any cheering of war or violence. The lyrics is to cheer and encourage the people living in Japan although we have great earthquakes, a huge tsunami, a big typhoon, and all the other disasters. The song is to unite and to hold our hands tightly as one homeland. I apologize if there were any fans who were hurt from this song.
Some of the words were written in traditional Japanese (I do that in many songs) and maybe that was one of the reason made you feel that way.
This is my truth. No lies, not even a single lie. I’ll prove that with my actions and my career in the future. Hope you’ll understand. I’ll keep trying my best, to be the positive energy for you and this world. To be the change and to be the piece of “Peace”,always.
Love戦争が嫌いです。暴力が嫌いです。どんな国のどんな人種の人たちとも、手を取り合いたいです。
終戦記念日やその他の歴史的な事柄を語る時、アジア各国でライブをする度、僕はなるべく自分のメッセージを伝えてきたつもりです。
時代に逆行するのではなく、前進しようと。二度と繰り返してはいけないと。
HINOMARUの歌詞に関して軍歌だという人がいました。そのような意図は書いていた時も書き終わった今も1ミリもありません。
ありません。誰かに対する攻撃的な思想もありません。
そのような具体的な歌詞も含まれてません。この曲は日本の歌です。この曲は大震災があっても、大津波がきても、台風が襲ってきても、どんなことがあろうと立ち上がって進み続ける日本人の歌です。みんなが一つになれるような歌が作りたかったです。結果的にその曲で不快な想いをさせてしまった人がいたというのが何より悲しいです。
日本の歌を歌う上で歴史の上に成り立っているこの今の僕ら、その想いものせたかったので古語的な日本語を用いたのも一つの要因かもしれません。僕は色んな曲で古語を使うので自然な流れでした。
色んな人の意見を聞いていてなるほど、そういう風に戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした。これが僕の気持ちです。一つの嘘もありません。これからのキャリアや行動でもそうであることを証明していくつもりです。
どうか、皆さんに伝わりますように。
この先も、僕なりに自分のメッセージを伝えていきます。音楽で、活動で、この世界のプラスになるエネルギーとなれるように頑張ります。
えー、うそん、いくらなんでもそこまで頭悪い人って、いないでしょう、と思ったら。
いるわいるわ。
日の丸をHINOMARUと書こうが、日の丸は差別と侵略の象徴。旭日旗も日章旗もナチスのハーケンクロイツと何も変わらない。この旗の翻るところに憎しみあり。 pic.twitter.com/bw3Z23VNDC
— ペロンパー (@klezmer722) June 9, 2018
RADWIMPSのHINOMARUという曲の歌詞を見てまあまあ度肝を抜かれたわけなんだけど、なぜ愛国心を語るとき御霊だとか長い歴史だとか国を守る的な文脈でしか語らないことが多いんだろうか…
— ask (@whatcanyouask) June 8, 2018
これは完全にアウト。思想が無いなら余計にアウト。ゆるふわ右翼ってのがもっともダメ。RADWIMPS HINOMARU 歌詞 https://t.co/iit2DhXIiA
— 9時間半で113曲完全熱唱ギネスシンガー浦邉 力 (@chikara69) June 8, 2018
RADWIMPSのHINOMARUって、本当に戦時中の軍歌や愛国歌と変わらないセンスだな。
HINOMARUを「国歌にしたい」「卒業式で歌いたい」と絶賛する無邪気な若いファンの人がいるみたいだけど、戦時中にそんな歌と共に卒業式を終えた多くの若者達は、その後戦場で悲惨な死を迎えて行ったぞ。 pic.twitter.com/g154b7Rkjl
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) June 9, 2018
ゆずはまだいいんすよ、本人がインタビューで言ってる通り確信犯でやってるから。少なくとも自分が何を歌ってるか自覚してる。今回のHINOMARUに関しては、15年来ひたすら中高生の心情を代弁し続けてきた野田洋次郎が、かなり無邪気に軍歌みたいなワーディングをしちゃっているのが問題が根深い。
— AKら (@speedstarA) June 8, 2018
#HINOMARU
戦争を経験した亡くなったおばあちゃんが言っていたよ。
「戦争だけはしちゃいけないよ」って。
経験していない自分達が出来る事は、歴史を勉強して同じ事を繰り返さないようにする事。
戦中若者たちを戦場に導いた軍歌と同じような歌を、なぜ無批判に歌うことが出来るのか?理解できないよ— eric (@ericsy99) June 8, 2018
RAD野田氏は「歴史の上に成り立っている今の僕らの想いものせたかったので、古語的な日本語を用いた」と弁解するけど、古語って古事記や日本書紀や万葉集の世界。
「気高きこの御国の御霊」「日出づる国の御名の下」なんて歌詞が古語的? 戦前の文語体・漢文訓読文とも違う。https://t.co/kSQeU7AA91— 盛田隆二『焼け跡のハイヒール』祥伝社 (@product1954) June 11, 2018
もうやめ。いくらでもいるわ…
その上、いわゆる左巻きの人らだけでなく、右巻きな方々による「軍歌っぽくして遊んでんじゃねえぞ」みたいな批判もあったりして、もう、本人はうんざりしてぐったりして、後悔すらしてるかも知れませんね。
RADWIMPS衝撃の愛国ソング「HINOMARU」を徹底解剖する
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56060
「HINOMARU」は、愛国歌としての完成度が低いといわざるをえない。
じゃかましいわ
なんでこんな感じになるのか…というと、第一の原因は、RADWIMPSが、人気あるからです。
そう言うとミもフタもないですけど、そうなんですよね。
これが、和歌山市内のライブハウス(実際は食堂)「ふじ」で半年に一度だけ演奏するフォーク・デュオ「カメオとおかめ」の曲だったら、問題にならないんですよね。
有名で、人気があって、ファンもしっかりいる。嫉妬の対象でもある彼らの楽曲が的になるのは、ある程度仕方がない。
ただ、それぞれの言い分を見ていると、「まるで軍歌だやめろ」「思想的なことを語るな」「国のことをそんな感じで扱うな」というような、どこか「命令口調」なんですよみんな。
だいたい、もしそれが軍歌だったとしても、そもそもなんで軍歌だったらダメなのか、なんで思想的だっただダメなのか、なんで国のことをそんな感じで扱っちゃダメなのか、その理由がさっぱりわからん。
もし、意図的に軍歌だったり思想的だったりしたとしても、なんでそんな曲を作ってはいかんのか、がまったくわからない。
戦争があるから軍歌は作られるけど、軍歌があるから戦争が起こるわけでは100%ない。
もちろん、RANDWINPSだけでなくても人気獲得への計算と芸術の昇華度と活動の継続性、みたいなところで楽曲の発表は行われるわけで、その乗算の結果から、あからさまな軍歌を発売してもプラスはないと判断されるので、そんなことはしないでしょうけれど。
それで「RADWIMPSを嫌いになりました」なら、わかりますよ。
なんで楽曲やアーティストがお前らの、思い通りになると思ってるんだ。
なにより、その思い上がりが気色悪い。
で、野田洋次郎氏が謝罪したら
「うむ…よし。」
みたいになってるんだろうか。
その思い上がり。戦争レベルに恐ろしい。
戦争を始める人、賛成する人は、こういう人らなんだろうなぁ、と深く思います。
つまり「文意が読み取れない」あるいは「文字ヅラでしか理解できない」ということから、こんな人ら、いくらでも扇動できる、ということです。
今すでに、国会前とか官邸前で扇動されて、「善きこと」と信じて活動している人らってたくさんいるでしょう?
数としては嘘までついて。ああいう人らって、「簡単に扇動されている」という意味で、例えば「あの国は悪いぞー!」って煽られたら「おー!つぶせー!」って言う人ら、なんですよ。
その意味で、こういう、アーティストが作ったものに対して「正しくはこうであらねばならない」みたいなことを言いたくなっちゃうという時点で、すでに「ちょっと危ないよ」っていう、試験紙になるのではないでしょうか。
野田洋次郎氏は「傷ついた人達、すみませんでした」と書いているが、この歌で「傷つく」って、すでにそうとうヤバイんじゃないですかね…。
…というかじゃあ、あらゆる恋愛の歌に対して「恋愛してない人に対する配慮がない」みたいな批判って、通るんだろうか。
たぶん通らないですよね。
聞いたことない。あってもシャレ。
それを背負って生きていけるような感じではない。
「前前前世」は、恋愛歌としての完成度が低いといわざるをえない。
とか、言うのか??
「軍歌っぽい」から「軍歌としてはダメ」まで、過剰な反応と「こうであれ」の押し付け、これから未来へ向けてのことに関しての無感覚、が横行している感じで、ああ、これは、RADWIMPSくらいしっかりしてるアーティストならファンも堅固だし大丈夫だけど、もし陽の目を見た「カメオとおかめ」だったら、精神まいって心臓に負担がかかって入院するかもな…と思いました。
愛国ソング、嫌国ソング、軍歌、あと何があるかな…自衛隊歌、とか?ああ、「空母で君と出会った…」とかも、彼らは過剰反応されるんですかね。
「戦闘機の乗れたら告白するよ〜」みたいな。
やはり「人気が出る」「ブレイクする」って、
「バカに見つかる」と、同義でもあるんですねえ。