「ベーオウルフ」は、一部しか残存していない。しかも写本しかない。
もともと口承のみで伝えられてきたものが古英語で記された。
そこには北欧地域での、キリスト教と土着の宗教との混交の過程を垣間見ることができる。
覚えやすいよう、複雑ではあるが頭韻法が用いられ、さらに婉曲代称法(ケニング)と呼ばれる、説明的な短い比喩がふんだんに盛り込まれている。
この作品は、実は19世紀まで忘れ去られていた。
20世紀に脚光を浴び、その後の詩人たちに大きな影響を与えている。
8世紀ごろ完成したと言われているが、作者は未詳である。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365