ハラタツ50でも言いましたし、その前にも書きました、エレベータの開閉ボタンについて。
やっぱり同じこと思ってる人って、けっこういるんですよね。
エレベータの開閉ボタン、こんなのでイイと思うんだけどね。工業デザインの愚かさはセンスのカケラもない。 pic.twitter.com/11X31xU1VB
— 門松一里 (@ichirikadomatsu) June 13, 2018
RT いつもわからないのでカンで押してる。
何度も人を挟んだことがあるよわざとじゃないんだごめん。
さすがに会社のエレベータのボタンは色で覚えたけど。— dango (@dangogo5) June 14, 2018
@HW00A000_kura #プロジェクト実習1
どのようにしてエレベータの開閉ボタンの問題を解決することができるか?開くボタンは扉が開く絵に外向きの矢印。閉じるボタンは扉が閉じていて内向きに矢印。その絵を凸凹させる。 pic.twitter.com/e0GSXqheNq
— ノア (@Y0829_NOA) September 25, 2017
@HW00A000_kura #プロジェクト実習1
三角を矢印に緑と赤でひからせ、凹凸にする
音声が出るようにする pic.twitter.com/UF46Hokc07— えおこた (@hw17a207) September 25, 2017
こういう意見も。
エレベータの開閉ボタン問題は、そろそろ日本人がOpen / Close程度の英語を拒絶しなければ英文字で表記するのが落としどころな気がしてる
— aquillarch (@aquillarch) June 15, 2018
だけど「英語優位」にあまり期待すると、直後に「PUSH/PULLややこしすぎるだろ問題」にぶち当たりませんかね…w
うん、これはいい。
エレベーターの開閉ボタンわかりにくい問題、これで解決できないか。 pic.twitter.com/B2T8e3X9XR
— イシダコウ◯イラストレーター (@ko_hammer) March 13, 2018
エレベーターの開閉ボタンを逆に押してしまうイメージを、ジャンクマン対ロビンマスクで表してみた。 pic.twitter.com/xHqTvuOS
— かかし朝浩@自称漫画家 (@kakashiasa) February 15, 2013
そうなんですよね。イメージはそれぞれ。
エレベーターの開閉ボタンがどっちがどっちだか分かりづらくていつも迷うのでひと目でわかるデザインが出来ないか模索している時にホントに世界を変えてしまうかもしれない発想に至ったんですけど、閉じるボタン無くして開ボタンだけにすれば良くない? pic.twitter.com/ZTUOK8KiaE
— 三条獅子有忠 (@sanjyousisi) April 15, 2018
「閉まるボタン廃止」は確かに斬新なアイデアですけど、「ああもう、早く閉まれあほ」って思うことも少なからずありますからねえ…。
まとめられてました。
エレベーターの開閉ボタンをいつも逆に押してしまう人はアイコンがどうやらこう見えているらしい
https://togetter.com/li/1236841
大阪電気通信大学の総合情報学部、デジタルアート・アニメーション学科 ヴィジュアルデザインゼミのサイトで、考察されていましたよ。
デザインで問題解決ってどういうこと?(1)押し間違えてませんか?エレベーターの開閉ボタン
http://kuralab.main.jp/archives/6608
そんな中、発見した画像がありました。
今改めて探すと見つからないんですけど(なんで?)、女性が自分のオッパイを両手でつかんで「ひらく」と「とじる」の動作をしてる。
この表示法、かなりわかりやすいし、解決!だと思うんですけど、これにするともはや「エレベータのボタン問題」ではなく、完全に違う問題名がついてしまって紛糾すると思うので、やっぱりアウトです。
私が考えてた最善の方法を、すでに思いついている人はおられました。
結局私が思うエレベーターの開閉ボタンのいちばんいい解決策はこれ pic.twitter.com/ye5WNO0eAK
— zeeksphere (@zeeksphere) August 20, 2014
エレベータのボタン問題は、「同じ大きさのボタンの中でデザインしないといけない」から起こってるんですよね。
確かに、開くと閉じるを押し間違えてもそれ自体で超・大問題になるわけでもないし、まぁ間違ってもいいじゃない、というのもわかるんですが、いろんなデザインを見ていて気づいたことがありました。
まず「開(く)」と「閉(じる)」を、左右に並べてるからダメなんじゃないか、と。
オープンとクローズに、左右の概念て、無いですよね。
たとえば「上手(かみて)・下手(しもて)」の概念が常にずーっと脳内に適用されていて、「重要なのは常に右」だと思ってる人にとっては、「開(く)」が右側にあるのが合理的なのかもしれません。または襖・障子に慣れてる人だと、「取手は左に」とか。「ドアノブとは本来」とか。
だけど、そんなのわからないし。
いろんなエレベータのボタン画像を検索して見ていると、「開(く)」は左側にある方が主流、のようです。
で、色がついてますよね、グリーンに。
これは、「閉まる、で怪我の可能性あるけど、開く、はとりあえず押しておけば良い」という、「こっちの方が安全」的な示唆、ですよね。
そうなると、「こっちの方が優先」という序列を作るのに、左右の区別というのはとってもわかりにくいわけです。
さっき言ったように「左の方が偉い」と刷り込まれてる人とかなら別ですが。
なので、それならば「大切な方、重要な方、優先されるべき方」を、象徴的に配置で示すには、「上下に置く」のが良いでしょう。
上下の差は、優劣の概念に置き換えやすい(左右、よりは)。
しかも、押しやすく、大きくする。
こうです。
これで、間違う人はいないですよね。
開きたいときは、「あっ、人が来た!挟まれないように押してあげなくちゃ!」っていう理由がありますから、どん、とグーで叩いてもいいんです。掌底で押してもいいでしょう。
「閉める」は、ちょっと慎重に指で、押せばいいでしょう。
ええ、これで解決、ではないでしょうか。
どちらにしても「限られたコストの中」で考えなければならないのがデザインの妙、でしょうけれど、上下の配置・ボタンの大きさ、この2つを変えれば解決する!ような気がしたんですがいかがでしょう。
上で紹介した「オッパイで開閉を描き表した人のツイート」、知ってる人いたら教えてください。いいねしとけばよかった…。