「エピキュリアン」は現在、彼らエピクロス派がとった思想と、逆の意味として使われている。
彼らエピクロス派は、「よく生きるとはどう生きることか?」を探求した。
それは「幸福に生きること」であり、幸福とは快楽があり、苦痛がない状態だという考えから、快楽を「動的快楽」と「静的快楽」に分別した。
際限なく大きくなるような動的快楽(いずれまた無くなって多くを求めたくなる種類の快楽)は、できるだけ少なくしておいたほうが良い、としていたが、現在使われる「エピキュリアン」という言葉は、感覚的快楽をもっぱら追求する」人たちのことを指す。
紀元前4世紀、共同生活を営み、政治活動からも距離を取りつつ、質素な暮らしの中で哲学的思想を磨いたエピクロスたちは、それを見たらどう思うのだろうか。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365