誰もまだ、じかには見たことのない惑星たちは、「太陽系」として一括りにされているけれど、その定義は太陽から離れれば離れるほど、曖昧なものになっていく。
プルート、と名付けられた冥王星は、ほんの2006年までは太陽系第9惑星としての地位を誇っていた。しかも最初は、地球くらいの大きさだと見誤られていたらしい。
太陽が光り輝き燃えており、複数の惑星をその重力の影響下において「系」を形成している、と定義するならば、全宇宙には、いくつの太陽系があるのだろう。
その中には、水星のような星もあれば、地球のような星もあるだろう…と考えることは可能だ。
宇宙にある素材(元素とか)と法則(重力とか)があまねく通用すると考えると、同じ条件さえ揃えば、どこかにこの(われわれの)太陽系にあるのと同じような地球があり、そこにわれわれのような生命体がいると考えるのは、可能だと思う。
そしてその進化の過程も似たようなものになるだろうから、例えば「知的生命体が地球にやってくる」のであるならば、その文明度は「UFOが落っこちた」「捕らえられた宇宙人」などという危ういレベルでは絶対にないほど、地球とは隔絶したくらいに進んでいるものだと考えることはできる気がする。
「調査隊が絶滅する恐れがある」という状態で、アリの生態を調べにいく教授はいない。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365