メンデルは修道士だった。
彼は庭を歩き回るうち、エンドウ豆の特徴に目をつけ、実験をした。
それが現在の遺伝学に、とんでもない影響を与える発見となった。
とはいえ1856年からの8年ほどで、彼が栽培・実験したエンドウ豆は28,000本にも及ぶ。
彼は生前は無名で、死後、その成果と偉業が再発見され、大評価を得た。
遺伝について、彼が生きていた当時の常識としては、
「両親の特徴がどちらも同じように混ぜ合わされて子供は生まれる」
「子供を身籠もる環境が、その子の特徴を形成する」
というのが主流の説だった。
メンデルはその常識を覆し、のちに「対立遺伝子」「優性遺伝子」「劣性遺伝子」などと呼ばれるようになる考え方を打ち出した。
「優性」は優れている、という意味ではなく、劣勢より優先的に形質として現れるという意味なので、現在では「顕性」、劣性は「潜性」などと呼んだ方が良いのではないか、という議論もある。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365