ルネサンスは、ラテン語「レナースケレ」を語源とする。これは「再生する」を意味する。
文芸復興、と訳されることが多い。
「暗黒の中世」と言われる、キリスト教が盛んになったがゆえに衰退した文化・芸術を、古代ローマ・ギリシャ時代を復古する気概で盛り上げよう、という運動、ととらえることもできるだそう。
清貧・高潔を強いたキリスト教は、神像など、多神教ベースの芸術も徹底的に破壊した。
14世紀初頭、イタリアで起こった、「個人主義」の萌芽から、ルネサンスは始まったと言える。
個人主義とはつまり、人間に世界を切り開く力を認める、という意味だろう。
神だけがこの世界を支配し、管理しているというキリスト教の厳格な世界観から脱し、「世界を人間の目で捉え直す」という活動をすること。
これこそが、ルネサンスの機動力になったということだろう。
15世紀初頭、フィレンツェで、ルネサンスはドナテッロ、ブルネレスキ、ミケランジェロ、ダヴィンチなど、今までそれを我慢してきたかのように、芸術の歴史を変える大天才たちを、次々に輩出することとなる。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
脱キリスト教支配から「個人主義」が発生する流れでルネサンスが生まれたということだったんですね。
ダヴィンチが夜な夜な人体解剖をして筋肉の研究をしていたという有名なエピソードもその個人主義なる空気だからこそ出来たできた行動なんでしょうね。