首都・ビザンティウム(現在のイスタンブール)を中心に、東ローマ帝国はビザンツ帝国とも呼ばれた。
超・多神教だったローマ帝国は分裂し(こちらは崩壊)、キリスト教に全振りしたビザンツ王国は栄え、1453年の陥落まで、文化の中心であり続けた。
キリスト教美術の中でも「イコン論争」はいまだにある。
本質を表す目的だったはずの絵画・彫刻も、美術の域を超え、それ自体が崇拝の対象となった。
726年には偶像崇拝を禁止し、100年にわたって聖像破壊者(イコノクラスト)が多くの美術品を後世に残すチャンスをフイにした。
ビザンツ(byzantine)という単語は、「策を弄す」「狡猾」「ややこしくいりくんでいる」などの、否定的な意味を帯びることが多々あるという。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365