菩提達磨が南北朝時代に中国に伝えたとされているが、事実かどうかは不明。
不立文字(ふりゅうもんじ)を標榜。
北宗禅と南宗禅に分裂し、日本には南宗禅が主に伝わった。
7世紀前半に唐に留学した道昭(どうしょう)や道璿(どうせん)、天台宗の開祖・最澄も禅の奥義を伝授されているが、本格的に日本に伝えたのは鎌倉時代の栄西である。
栄西は臨済義玄を祖とする臨済宗を学び、建仁寺を立てて教義を広めた。
弟子の道元も宋に留学し、曹洞宗を伝えた。
江戸時代には隠元隆琦(いんげんりゅうき)によって黄檗宗(おうばくしゅう)が伝えられた。
※黄檗ブームとは、宗派の僧の筆跡を真似た書や、いんげん豆などの中国野菜の普及、および木魚の使用など、今日にも影響を残している。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得よう。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなのか〜なんて言いながらほんの少しだけ、メモのように書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365