俳諧連句を仕切るプロの点者「俳諧師」として活動するため江戸に出て「桃青」と名乗った。
しかしわずか数年で隠棲し、俳号も「芭蕉」とした。
弟子の曾良(そら)を伴い、半年間の旅をまとめた紀行文『おくのほそ道』は、10ケ国以上の言語に翻訳され、人気が高い。
芭蕉は「不易流行」を提唱した。「不易」は永遠不変、「流行」は流動変化を指す。
相反する二つの課題の両立が、芭蕉の思想にして達した境地だった。
※「古池や蛙飛び込む水の音」は、発句会「蛙合」で詠まれた。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365