水を使わず山水を表現する庭園様式の一つ。
日本最古の庭園書『作庭記』には「池もなく遣水もなきところに石をたつことあり、これを枯山水となづく」と書かれている。
水源が確保できない場所にも造成できることと、禅宗の発達により思想を表現することを目的としたことが、枯山水が文化的な影響を大きくした理由と言えるだろう。
平安後期から流行し始めた山水画の具現化、とも言える。
江戸時代には小堀遠州などが出て活躍したが、枯山水が再度注目を浴びるのは昭和初期である。
※京都・龍安寺の砂紋は、10日に1度、1時間をかけて描かれている。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365