先日、ネット環境を変えようと、工事の申し込みをしたのです。
希望の日時に、工事の段取りが決まります。
年末ですから、なかなかの立て込みようのようで。
たいてい今のマンションでは、「ネット接続は前提」となっているので、光ケーブルはもう「壁」まで来ています。
これをプロバイダ契約して、「壁から出す」工事をするんです。
「出す」と言っても、「線を差し込んで、手続きする」んですけどね。
日にちが決まりまして、係員が来てくれるのは「13時〜17時」ということに。
あんがい、ゆったりと取ってますね、これも年末ゆえか。
で、「13時〜」ですから、「13時までに」、家の中へ他人を上げるが故の、それなりの掃除とかして待ってるじゃないですか。
約束は「13時〜」ですから。
13:01に来るかも知れないし!
それなりの掃除というのは、「壁まで来ているケーブルの、差し込み口周辺を開けておく」ということです。
それやっとかないと、事情をご存知ない係員の方が「そこに足乗せるかね…」的な所に半日歩き回ってきた足を乗せたりことになってしまう。
それはもう、「Woh…」ですよね…w
なかなかに綺麗にして、待機です。
オヤ…来ないのかい??
13:30。
13:50。
いやいや、うん。「13時〜17時」なんですけどね。
当然、この間、どこへも行けないわけです。
外出もできないし、「大」も我慢していると言えばしている。
このまま、17:00まで来ない可能性もあるわけですよね、「13時〜17時」ですから。
「あと1時間で伺いま〜す」な連絡があれば、こちらもいろいろできるじゃないですか。
「あと2時間かかりま〜す」でもいいんです。
「17:10になっちゃいま〜す」でも、なんならいいんです。
連絡なしで、最大4時間待つって、おかしくないか?と。
で、電話したんです。
プロバイダの、フリーダイヤルに。
ここしか、連絡する術がないから。
で、係の方に、こちらの情報、言いますよね。
いろいろ、不思議ではあります。
本人確認のために、とのことで、
・電話番号
・住所
・フルネーム
を言わせるというマニュアル。
うん、わかるんですけど、もし悪人が電話番号知ってる場合、フルネームも住所もとうぜん知ってますよ?
なんの対策になってるのかわからない。
まぁいいや。
私:「すいません、13時から17時とのことなんですが、何時頃になられるか、教えてもらうことは可能ですか」
係:「申し訳ございません、こちらでは分かりかねる状態でございました」
私:「“こちらでは”って、ではどこに連絡すれば分かりますか?」
係:「こちらでは13時から17時の間としか申し上げられません」
私:「じゃあ、その、ウチに来ていただける業者の方の連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか。こちらから何時頃いらっしゃるか聞きますので」
係:「それが、お伝えできません」
私:「え。わからないということですか」
係:「はい」
私:「え。誰が行くかわからない業者と、提携されてるんですか」
係:「いや、いえ、そのようなことはございませんが、お伝えは…」
「誰が行くかはわからない」というお答えです。
何度かけても、誰に聞いても、この答えなのです。
実際はもっと優しく、お互いに恐縮した、丁寧なやりとりだったんですが、おかしくないですか??
顧客の家に、「誰が行くのかは言えない」って。
これ、私が男だからいいですよ。
独り暮らしの女性の家に、本物が来るまでの間(13時〜17時)に、まったく関係ない、それっぽい服装の男が5、6人ドカドカと現れても、確認のしようがないんですよ。
腹が立つというよりも、その仕組み、おかしくないですかと言いました。
「言わない」のか?「言えない」のか?
相手の係の方は、謝るばかりです。
そりゃそうでしょう、この方は悪くないのです。
これを考えた、この「スキマの恐怖」に気づいてない、上層部がバカなのです。
地域の安定にアグラを書いた、ケーブルテレビ局の実態は、こんなものなのだなぁと落胆しました。
クレーマーになるつもりはないんです。
ちょうど、
「となりのクレーマー」
を読んだところでしたので、悪質なクレーマーや対処の方法については、冷静に判断できる知識を少しだけ記憶していました。
やっぱり、悪質なるクレーマーともなると、どこか精神に異常をきたしている人が多いんじゃないでしょうかね。
おかしなポイントは2コ。
でもこれ、多分、13:00に来てくれてたら、気づいてないんですよね。
今回の問題点は以下の2点になります。
1、工事の発注元が、実際に派遣される職人の連絡先を言えない。
2、誰が行くか、把握していない。
工事の方が来られたのは、結局15時を回った頃でした。
滞りなく、数十分で全てが終わり、程なく設定も終え、ネット環境は整いました。
整ったおかげで、このブログを更新しております。
しばらくして、再度、そのプロバイダから電話が。
私が要求しても出て来なかった、「ちょっと権限を持った男性の上司」だと思われますw
「この度は大変…」から始まる謝罪がありました。
いくら謝罪があっても、こちらは逆に恐縮するのです。
なぜなら、最初から怒ってなどいないからです。
謝罪などしてもらう筋もありません。
ただ、「これっておかしくないですか」と、再度お伝えすることに。
何せ、ちょうど、「となりのクレーマー」を読んだところです。
工事が終わった頃を見計らって(というか終了連絡を確認してるでしょう)電話して来るあたり、テクってやがるぜ上司くん、という感じ。
私が再度お伝えすると、「ワタクシもまったくそのように思います」と。
ちょうど、「となりのクレーマー」を読んもういいですねw
相手に完全に同意して気を和らげ、「今後、必ず議題として当社で改善して参ります」という口約束を。
はい、わかりました、ありがとうございます。と電話を終えました。
クレーマークレーマー
マニュアルに怒る人ってたくさんいるみたいですが、電話に出た係の女性に怒鳴ったり、それは良くないです。
運悪く、折悪しく、たまたま担当してしまっただけの人ですから。
悪いのは、上にも書きましたが、現場の、顧客が抱く「スキマの恐怖」に気づいてない、上層部なのです。
変な、珍しいクレームつける厄介な奴だなぁ…と、それなりのリストに入れられてしまったかもしれませんがw、皆さんはどう思いますか。
あえて今回は社名は出さないですけど、次に同じようなことがあったら、さすがに会社を替えることになるなぁ、とは思います。
どこの会社も、同じようなものかもしれませんけどね。
ちなみに、工事に来てくれた人は、帰りに、名刺をくれました。
これですこれ!この連絡先が、13時過ぎ辺りの時点で知りたかったんです!
まぁなんというか、情報がどこかで引っかかって降りて来ない、みたいな、もどかしい思いを体験した、というお話でした。