1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365 文学

自然主義と白樺派 262/365

投稿日:2021年9月19日 更新日:

私小説ハンドブック

自然主義は島崎藤村らによる文学活動である。
ヨーロッパにおける自然主義は個人を科学的、客観的に描き出すことを定義としたが、日本では写実、告白、暴露的な部分が強調されたものとなった。

これに反発し「反自然主義」を掲げたのが白樺派だった。
武者小路実篤・志賀直哉など、上流階級の子弟を中心に同人誌『白樺』を発行。
彼らはエリート的な美的感覚を元に、しかし特権的な立場を批判する意味での文筆活動となった。

自然主義からは「私小説」というジャンルが生まれた。

 

※『白樺』は美術雑誌の役割も果たしていた。

 

(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)

斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得よう。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなのか〜なんて言いながらほんの少しだけ、メモのように書くことを1年間続けます。最低限「365ページある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。

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