「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」で始まる軍記物語。
藤原行長(ふじわらのゆきなが)が書き、生仏(しょうぶつ)という盲目の僧が語り教えた。
その後、琵琶法師たちが全国で語り継ぐうちに、様々なエピソードが追加されていったと考えられている。
平家の滅亡にもっとも重点を置き、それを仏教的な世界観で描いている。
漢語やサンスクリットを多く取り入れ、現代日本語の形成にも影響を与えている。
※日本人の識字率が高くなったのは、平家物語を誦じることができる庶民が多かったからではないか。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365