「まつり」という言葉は、服従する・つき従う・つかえるといった意味の「まつらふ」から発生したとされる。
日本の神はもともと、人間の望みを叶えるタイプではなく、禁忌が犯されたら祟りをなす、畏れるべき厳しいものだった。
そんな神をなだめ、喜ばせることで神の力を抑え、幸いに転じようとしたのが「祭り」の起源である。
神に捧げる供物は初収穫されたものが霊力が特に強く、神を喜ばせるとされた。
祭りは「朝廷祭祀」「神社祭祀」「民間祭祀」に分かれ、縁日や秘仏公開も「まつり」の範疇に入るとされる。
※祭りで神の霊威を高め災厄を除き、幸運を招くことを「神人共食」と言う。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365