先祖の霊の集合体として「歳神様」を家に迎え入れて祀る習慣は、6世紀ごろに確認できるという。
夏季の「お盆」は仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と融合することで専属供養の色彩が濃くなり、逆に正月はその年の健康と豊作を祈る「神祭」の要素が強くなった。
正月にまつわる風習は、若い世代を中心に、だんだん重要視されなくなってきている。
「年始回り」が簡素化して「年賀状」となっていったように、正月に行う様々な行事も、今後、変化していくのだろうと思われる。
※お年玉の由来は「御歳魂」。歳神様に備えた餅を子供たちに食べさせることから始まったと言われている。
(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)
斎藤孝監修。自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365