バラモン・クシャトリヤ・ヴァイシャ・シュードラ・ダリットの5つのカーストの他、ヒンドゥー教の社会に数百のサブ・カーストがある。
インド社会の差別構造の基礎となっている。
近代化に伴い緩やかになった部分もあるが、それは都会で、様々な職業に分かれたカーストに助けられないと生活できない環境になったからで、農村部ではいまだに、一つのカーストだけで孤立している地域もある。
5つのうちの最下層ダリットは「不可触民」とも呼ばれていた。
彼らは鈴を持ち、その音を出すことで「自分が近づく」ことを知らせなかればならない。
カルマという考え方に基づいて、近代的価値観とは合わない差別を生み出しているカースト制度。
無知なスピリチュアリストたちは、軽々しく「前世の記憶」や「魂の善行」などを語るが、無意識に、差別を助長しているのである。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365