1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 音楽

ベートーヴェンの『交響曲第九番「合唱付き」』 180/365

投稿日:2019年6月29日 更新日:

音楽家の伝記 はじめに読む1冊 ベートーヴェン (音楽家の伝記―はじめに読む1冊)

ベートーヴェンは「第九」を完成させた数年後に亡くなった。

これを書いたとき彼は、すでに何も聴こえなくなっていた。
あの繊細で軽快で、幸福感に満ち溢れたクライマックスを持つ「交響曲代食う番」は、聴力を失った状態で作られたのである。

「歓喜に寄す」の歌詞の一節は、ドイツの詩人フリードリヒ・シラーが1785年い書いた詩から引用されている。

彼は1814年にはピアノを弾かなくなり、最後は筆談になった。

ベッドで最期を迎えようとしていたときに屋外で落雷があり、雷鳴が轟いたとき彼はいきなり上半身を起こし、天に向かって拳を振り、そのまま倒れて息を引き取ったという。

(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)

1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。

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