トマス・ホッブスはその著書「リヴァイアサン」で、人間は政府が存在する以前の生活(「自然状態」)では孤独で貧しく、卑しく、残忍で短いのだから、唯一の合理的な選択肢は社会契約を結んで権威を支配者に与えることだ、と説いた。
支配者がどれほど暴君で専制的であっても、「自然状態」でいるよりはマシ、と考えた。
ジョン・ロックは、社会契約はただ、身体の安全を守りさえすればよく、個人の自由や財産に対する権利も尊重しなくてはならないと言った。
これを支配者が侵す場合、市民は社会契約を破棄して反乱を起こす権利があるとした。
イマヌエル・カントは、人間性が完成するには文明的な状態であらねばならず、そのためには社会契約を結ぶ義務があると説いた。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験です。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と!
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365