4月9日に閉幕したデヴィッド・ボウイ大回顧展「DAVID BOWIE is」。
デヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」、音楽と映像演出でアーカイブを紹介
https://www.fashion-press.net/news/21016
その中にコーナーとして、ボウイが出演していた映画を少しだけ観る部屋があり、「ラビリンス」「地球に落ちて来た男」「バスキア」などの一部を上映していました。
そんな中、ヒュー・ジャックマンとボウイが紳士的な服装で対面に座って話す、という場面がありました。これなんて映画…??
それは「プレステージ」。
原作は「奇術師」という小説だそうです。
2007年の作品。
クリスチャン・ベール(バットマン ビギンズとかの人)も出てるし、スカーレット・ヨハンソン(攻殻機動隊の人)も出てるし、やたら豪華。
ロンドンのお話。
激しく競い合う二人の奇術師を描く中で、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)が「なんだかえらいものを発明して装置を作ってるおっさん」の噂を聞き、会いにいくんです。
それが、あのニコラ・テスラです。
※wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラ・テスラ
あの最近よく走ってる「テスラ」は、彼にちなんで命名されているそうですね。
ちなみにティーン向け雑誌「ニコラ」が彼にちなんでいるかどうかは知りません。
ニコラネット
http://www.nicola.jp/
ニコラ・テスラは天才(狂気の)科学者として有名な、交流電流や蛍光灯を発明した偉人。磁束(磁界の強さと方向の、1Wbを1本とした線の束)の面積当たりの面密度を表した単位「テスラ」にその名を残しています。
一番有名なのは「テスラコイル」ですね。
これ。
どこかのアーティストがステージに演出として取り入れる日も近い。
劇中、さらりと「エジソン派」が、屋敷を焼き討ちにする模様が描かれます。
元はテスラの雇い主だったエジソン。キモがちいせえな。
そうなると、ここで「そうだろう?ミスター・テスラ」とは言えませんわな(納得)…。
8か国語に堪能だったと言われる孤高の大天才・ニコラ・テスラ。
ちょっと偏屈で気難しい博士を、ボウイは演じています。
この映画、しっかり集中して見てないと「え?え?どういうこと?」ってなります。
ちょっと長いですが(2時間10分)、集中して観ることをお勧めします。