見たもの、思うこと。

ボウイが演じたあの人は…「プレステージ」。

投稿日:2017年4月18日 更新日:

4月9日に閉幕したデヴィッド・ボウイ大回顧展「DAVID BOWIE is」。

デヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」、音楽と映像演出でアーカイブを紹介
https://www.fashion-press.net/news/21016

その中にコーナーとして、ボウイが出演していた映画を少しだけ観る部屋があり、「ラビリンス」「地球に落ちて来た男」「バスキア」などの一部を上映していました。

そんな中、ヒュー・ジャックマンとボウイが紳士的な服装で対面に座って話す、という場面がありました。これなんて映画…??

 

それは「プレステージ」。

原作は「奇術師」という小説だそうです。

2007年の作品。
クリスチャン・ベール(バットマン ビギンズとかの人)も出てるし、スカーレット・ヨハンソン(攻殻機動隊の人)も出てるし、やたら豪華。

ロンドンのお話。

激しく競い合う二人の奇術師を描く中で、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)が「なんだかえらいものを発明して装置を作ってるおっさん」の噂を聞き、会いにいくんです。

それが、あのニコラ・テスラです。

ニコラ・テスラ※wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラ・テスラ

あの最近よく走ってる「テスラ」は、彼にちなんで命名されているそうですね。

ちなみにティーン向け雑誌「ニコラ」が彼にちなんでいるかどうかは知りません。

ニコラネット
http://www.nicola.jp/

ニコラ・テスラは天才(狂気の)科学者として有名な、交流電流や蛍光灯を発明した偉人。磁束(磁界の強さと方向の、1Wbを1本とした線の束)の面積当たりの面密度を表した単位「テスラ」にその名を残しています。

一番有名なのは「テスラコイル」ですね。
これ。

どこかのアーティストがステージに演出として取り入れる日も近い。

 

劇中、さらりと「エジソン派」が、屋敷を焼き討ちにする模様が描かれます。

元はテスラの雇い主だったエジソン。キモがちいせえな。

そうなると、ここで「そうだろう?ミスター・テスラ」とは言えませんわな(納得)…。

8か国語に堪能だったと言われる孤高の大天才・ニコラ・テスラ。
ちょっと偏屈で気難しい博士を、ボウイは演じています。

この映画、しっかり集中して見てないと「え?え?どういうこと?」ってなります。
ちょっと長いですが(2時間10分)、集中して観ることをお勧めします。
プレステージ (字幕版)

 

 







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