イエスは激怒していた。
神聖さと信仰について、激怒していた。
それがゆえに逮捕され、極刑に処された。
政治的な極刑が、十字架で殺される磔刑(たっけい)だったのだ。
通常、受刑者の遺骸は放置され、腐るがままにされた。
それが罪人の行く末だったのだ。
しかし十字架に近づいたアリマタヤのヨセフは最後の晩餐でイエスが使った杯を近づけ、したたり落ちるイエスの血を汲んだ。そして死体を降ろし、自分の墓に埋葬した。
この三日後、イエスは復活する。
この「復活」を信じるかどうかが、キリスト教徒になるかどうかの分かれ目である。
イエスに極刑を命じたローマ帝国の総督ピラトはその数年後、統治の残忍さを咎められ、更迭された。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365