1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 文学

『キャッチ=22』 051/365

投稿日:2019年2月20日 更新日:

キャッチ=22〔新版〕(上) (ハヤカワepi文庫 ヘ)

未読だが、一人の登場人物の名前を聞いただけで、すぐにでも読みたくなった。

第二次世界大戦中、イタリアのピアノーサ島に爆撃隊員として駐留しているのが主人公なのだが、そこにいる中隊長、メイジャー・メイジャー・メイジャー少佐。この「少佐」はもちろん「メイジャー」と読む。

父親がおもしろい名前をつけようとして考えたらしい。

そのほか、妙な登場人物がどんどん出てくるだけでなく、時系列もめちゃくちゃに物語が進んでいく。

それが戦争というものの混沌と混乱を表現していて、1961年に発表されて以来、「キャッチ=22」という言い方そのものが「どうしようもない状況」を表す成句になっているのだという。

 

 

(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)

1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。

デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。

歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。

この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。

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