ジョーゼフ・コンラッドの小説。
かなりの脚色を経た1979年の映画「地獄の黙示録」の原作としても有名。
小説の主人公マーロウが出会う、アフリカ・コンゴの象牙商人クルツ(Kurtz)が、映画ではヴェトナムの陸軍大佐カーツ(Kurtz)に変更されている。
ヨーロッパの帝国主義がアフリカを蹂躙し残虐に搾取し続ける状況と、人間本来の生きる意味、のようなものを追い求める原作が、アメリカが戦争で、東南アジアは破壊し生きる意味さえ失った兵士の幻覚を感じさせる映像に転化され、人気のベストセラーとなっている。
普通、奥には闇があるが、「闇の奥」とは、さらにその先に見える何か、を暗示しているのだろうか。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365