彼は最初の著作「論理的哲学論考」を、従軍した戦闘中の塹壕や、捕虜収容所の中で書き上げた。次の著作「哲学探究」は遺作となったが、彼の哲学的論考は今でも大きな影響を与えている。
「論理的哲学論考」の最後でヴィトゲンシュタインは「語ることのできないものについては、沈黙しなくてはならない」と語っており、この謎めいた一文の解釈についての議論は尽きない。
彼は哲学的問題は、言語についての混乱に原因があると語った。
私たちが言葉を標準とは違う使い方をしたり、言葉の多様な使われ方を無視している時に、混乱は起きるとした。
言語の意味を明らかにすることが重要とし、哲学の治療的概念を提唱した。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365