ヒエログリフの解読が一気に進み、古代文明エジプトの秘密が明かされるきっかけになったとも言える碑石。
エジプトを支配したギリシア人が発した勅命(メンフィス勅令)が書かれており、ナポレオン軍のピエール=フランソワ・ブシャール大尉が発掘するまでは難解すぎてどうしようもなかった古代文明に関わる解読が、飛躍的に向上した。
ギリシャ人が打ち立てた王朝の王・プトレマイオス5世の功績を垣間見ることができるという。
プトレマイオス朝は内乱もあり、若干13歳のファラオを、偉大な功績を打ち立てる神として崇めることで、その支配は盤石なものにするために苦心していたのだろう。
ロゼッタ・ストーン解読に尽力したフランスの学者ジャン=フランソワ・シャンポリオンは、幾つもの言語に通じた天才で、「古代エジプト学の父」と呼ばれている。
彼は20歳までにラテン語・ギリシア語・ヘブライ語・アムハラ語・サンスクリット語、アヴェスタ語・パフラヴィー語・アラビア語・シリア語・ペルシア語・中国語を習得していたという。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365