こういうニュースが、はっきり出てきましたね…。
スマホ回線料、引き下げへ…「格安」普及後押し
https://buzzap.jp/news/20160926-mvno-charge-down-by-government-2016/
「総務省が」で始まる文章ですから、このニュースの主体は管轄省庁である総務省なんですね。
主語が「総務省が」で述語が「固めた」。
省庁側・行政側から見たニュースです。
docomo・au・softbankからしたら、通信料なんか下げたくない。
指導もされないまま、「実質0円!!」で新規の客を引っ掛けたい惹きつけたい。
消費者側からすれば、嬉しい話なはずなんです。
3大キャリアが持っている通信回線を借り受けて運営している格安スマホ事業者(MVNOと言います)は、通信回線の貸出料を引き下げてもらえば経営を安定させることができる。
つまりスマホ代が、もっと安くなる。
もはや今、「スマホ代ってこれくらいにできるよね」という水準は、世間にバレちゃってるわけで。
そ・れ・で・も!
「愛着あるんだよね〜」
「長年使ってるからね〜」
「よくわかんないからね〜」
と、月に10,000円も払い続けて使ってる人が、うじゃうじゃいます。
それは「愛着」ではなく「執着」です。
それは「長年の誼(よし)み」ではなく「奴隷の諂(へつら)い」です。
お金持ちでお金を減らしたくてしょうがない人なんでしょうからいくら言っても…というジャンルなんですが、テレビのCMを見ればわかると思いません?
インパクト・インパクト・インパクト。
各社(docomo・au・softbank)、「インパクト最重視」のコマーシャルを作ってる。
内容ではないんです。
価格ではないんです。
インパクトなんです。
印象に残るかどうかなんです。
あまり新しい情報に触れる機会が少ない(つまりずーっとテレビをつけっぱなしにしてる人ら)に、インパクトが残るようにしようという戦略です。
ネットでちょいと調べりゃ、次の月からはとバスツアーに参加できるくらいのお金が浮くことは一目瞭然なんです。
でも、検索したりしないし「格安スマホ?なんだか面倒だね」と即座に脳内のドアがパタパタと閉まりまくってしまうタイプの人には、テレビのCMによる柔らかな洗脳、かまびすしい刷り込みこそが全て、なんですね。
だから「鬼ちゃ〜ん」「特ダネじゃないかー」「まさにギガモンスター」との叫びと共に、当代きっての人気俳優・人気タレントが起用されてるんですね。
冷静になれば、CMヘの親近感とスマホ代は、厳密に分けて考えるべきですよ。
峻別されるべきです。
例を出しましょう。
私が使ってるU-mobile、は、iPhone6ですけど今、2,980円/月。
今見たら、1,980円/月で、10分以内の通話が毎月300回無料、っていうプランがありやがる!!
iPhoneへのこだわりを捨てることも、実は幸福への第一歩かもしれないなぁ、なんて思うこともたまにあります。
例えばDMM mobileなんかを覗くと、。
ページに鬼のようにわかりやすいシミュレーションがありましたが、
データ通信料が7ギガでも、音声通話付きでも、端末持ってたら2,560円/月しかしない。
なんだこれ。実際は7GBも要らんし。
新しいスマホ端末を一緒に買うとしても、ASUSのZenFone Goにしたとしても、3,613円/月にしかならない。
そこで思い出して欲しいのは、ソフトバンクの「ギガモンスター」です。
ソフトバンクのCMは毎回、上戸彩さんの表情がすごく面白くて私はいつも笑ってしまうのですが(芝居が素晴らしいという意味です)。
5GBで5,000円/月!?
20GBで6,000円/月!?だあ??
ここで再度。
先ほどのDMMmobileのシミュレータで見てみると。
なんと、20GBで、5,980円になりました(新規端末はナシ)。
ウーン知ってましたね?ソフトバンクさん。
「20円安い」じゃあ、ソフトバンク信者は動きはしない、ということも、読んでますよね??
確かに。20円安くなるよ、って言われて行動に移す人って、まずいないでしょうね。
私なら動きます。
なぜなら、格安スマホの会社には「2年縛り」がないところが多いからです。
半年縛り、1年縛りはある会社がありますが、「2年」はあんまりないです。
つまり早めに、違うもっと安い会社に、ぽんぽん変わっていけるっていうこともあります。
ええ、ここで、「面倒くさい」が出てきますよね。
わかります。
そこで、とどまっててください。
いっこうにかまいません。
ただし残酷にも世間は移り変わっておりまして、格安でスマホを持てる時代に完全に突入しており、その安さは3大キャリアが負担する状態で維持される状態になっており、さすればその維持分の費用は3大キャリア利用者が永久に陰に日向に支えることになりはしないか…という懸念というか杞憂を抱いてしまっている次第でございます。
まさか特殊な事情でもない限り、
格安スマホ→3大キャリア
に戻る人がいるとは思えません。
何度も言いますが、7,000円〜10,000円あるいはそれ以上を毎月スマホ代としては払っている x 家族分、てな人々が、一ヶ月に1,980円〜3,000円になるって言ってんのにコレを渋る理由が、マジでわからないのです。
4人家族なら毎月最大32,000円が浮くわけで、1年で384,000円になると云うのを「面倒くさい」で放置しているロジック。
これは他人事にして諭すに諭せないジャンルではあるものの、何人かは折伏に成功しましたしw、「明日、見てきます!」と決断して乗り換えたご家族もあります。
別に回し者でもないのにこんなに何回も格安スマホについて書くかというと、やっぱり「面倒くさい」族に、ムカついてるからですかね…。