テキトーな相槌で「オシャレですね」なんて若い子に言われて、真に受けてる場合じゃねえ!!
なんとなく「自分は大丈夫な側の人間」と思っていても、いつの間にか「あれ?俺ってあっち側(っていうかこっち側)なの??」となってしまうのが、ファッションというものです。
30代…いや早い人なら20代から始まっているでしょう「何を着たらいいかわからない!」という状態。
わからない…困った…と悩んでいるのは実はまだ良い方で、「もう、これでいいや」となっている人がけっこう多いんですよね。
それは、40代に突入するともう、路線的に確定してしまいかねない。
なぜかやたらスティーブ・ジョブズを引き合いに出して「決まった、同じ格好をしてればいいのだ!それが真のおしゃれ!!」と開き直るおっさん、けっこういる気がします。
開き直ってはみたものの、ジョブス氏のように15,000円ほどする同種・同色のセーターを、100着も揃える、なんてことをするはずも(できるはずも)なく、結局、洗濯→着る、を、3着ほどで毛玉だらけでローテーションしているだけ、という事実。
ジョブズが黒タートルを着た理由が今明らかに。きっかけは日本
https://www.gizmodo.jp/2011/10/post_9494.html
いえ、わかります。わかりますよ。
もう、「服装でモテる」などは夢であることが遺伝子レベルでわかってしまっていて、「どうせ俺はどんな格好をしていても同じだから」と思い込んでいるところ、ありますよね。
それどころか、何歳になってもファッションの細部にまでこだわりたいと言う女性を見たりしたら「いつまでも幼稚な…バカなんじゃないか」とか言い出しかねない感じになってる。
はっきり言って、バカはあなたです。
「こういう法則で服を選べば、完璧に無難です、いえそれ以上を目指せるのです。」ということを、的確に教えてくれるんだそうです。
けっこう、勤続何十年のサラリーマンの中には「革靴しか持ってない」という人、いるんですよね。
そういう人は、ちょっとした休日のお出かけ、しかも洗濯の都合で替えのスラックスすらがない場合、「ジャージに革靴」とかになってる。
実際に見たことあります。
わざと「ジャージに革靴」を実践してるわけではないんだけど、だからと言って「うわぁジャージに革靴だ!」とかは言われないし指もさされない。
なんならそう言って笑われても、別になんら害はない(と思ってしまってる)感があって、あれはあれで逆に格好よかったですけどね。
いや、嘘。
ああなる前に、なんとかストッパーを効かせたい。
まず、男性のオシャレを、「女性らにキャアキャア言われるファッション」なんて考えるのが、そもそも間違ってると思うんです。
自分が「ちゃんとした人に見える」ことがまず一番大事で、幾つになってもほんの少しだけ、外見に気を使うという精神の働き、そのものが大事だと思うわけです。
それすら気を使えないのに「怪しい格好とはなんだ!なんで職務質問されなきゃならないんだ!任意なんだろ!?」って怒る人らがいるようですが、外見ですから人間は、まず。
服は、お金を出せば買えるものなので、色んな服を買う・ブランドを知ってる・お店の人と知り合い、展示会に呼ばれる、そんなものは「成金な悪趣味」です。
成金な「ネット長者」の集まりの写真をフェイスブックで見ることがありますが、見るも無残な気色悪さです。
おしゃれしました!
どこ/そこのブランドです!
あれに載ってる通りの、感じです!
みたいな、「気持ち悪い」がやっぱり最もしっくりくる、「個性出してるつもりでみんな同じスタイル」の揃い踏み。
決してそうではなくて、私たちが狙うべきは「あの人は常に、シュッとした清潔感のある感じをしている」と、無言で思われればそれでいい、そういうところだと思います。
ああ、俺はその点において致命的だわな…と自分で感じたら、一生に一度だけ学ぶつもりで、こういうのを使うのは、良いと思うんですよね。
ファッション雑誌を見たって、何がなんなのか、わからんかも知れないし。
ファッション男性誌ってけっこう値段もするんで、まずは雑誌買うつもりでササッと(コソッと)学習して、次の段階で「どの雑誌を買えばいいか…」へ進めばいいのかも知れない。
このチェックリスト、決して、人ごとではない…!
いちいちこういうチェックリストに「それの何が悪いんだ」とか、つっかからないように。
チェックリストの「意図」を、感じられますように。
マルカバツか、じゃなくて、それを問う(チェックするかどうか)に、どういう意味があるのかを、考えられますように。
あんた、なんでそんな格好してんの??
「逆に」とか「あえて」とか言える身分じゃ、あなたないから!
その作品が好きなのはわかるが、安易にグッズを着るなよ!
ただただ・単に・シンプルに・ダサい!!
など、無言でディスられてるおじさんらが、救われればいいなぁ、なんて思ったので反応してみました。
自分も、絶対に人ごとではないのだ…!!!
↓
Men’s Fashion School
主催者・大山氏の著書。