公式サイト
https://dbmd.jp/
行ってまいりました。
IMAXで臨場感あふれる感動体験。
映画は、煌びやかなコラージュ。
ボウイ本人の影に映る、穏やかだけど苦しそうな生き様。
激しくアーティフィシャルな芸術活動に見られることもあったであろう彼の、深く静かな洞察眼を垣間見るような。
何ヶ所も、日本が出てくる。
「もう、ここでいいんじゃないか」みたいなことをボウイは言ってた。
それくらいハマってたそうだ。
イマン氏との新婚旅行も日本だった。
デヴィッド・ボウイさんを電車内で撮影されている写真は、2800系という6300系の前に活躍していた特急車両を普通列車(ロングシート)に改造したあとの車両になります。
※前ツイートと2枚の写真、説明用の引用として使用させていただきます pic.twitter.com/tIyrKFslrv— 阪急電鉄 【公式】 (@hankyu_ex) January 14, 2016
タイトル『ムーンエイジ・デイドリーム』はアルバム『ZIGGY STARDUST』に収録された曲名で、1972年の発表。「月面世界の白昼夢」と訳されたのを見たことがある。
映画『ジギー・スターダスト』はそのラストライブの模様を鑑賞するライブ映画だった。大阪と横浜で観た。
映画「ジギー・スターダスト」公式サイト
http://ziggystardust.onlyhearts.co.jp/
その周り、そのころ、その後…。
今回の『ムーンエイジ・デイドリーム』には、あのジギーが死んだ後、世界は続くよボウイはどうなっていくんだよ、っていうおそらく、彼自身がもっとも興味深く感じていたであろう世界を、さらにスターとしての地位の確立していく過程と葛藤とともに描いている。
60年代後半から始まった活動は70年代にジギーを生み、アメリカ時代、ベルリン時代を経て80年代に突入、『Let’s Dance』で完全に新しいボウイになった。
2016年に亡くなるまで、新作はただの音楽の羅列ではなく「新たな芸術形式(アートフレーム)」だとまで言われた。遺作となってしまった「★」は、彼を永遠に星に「★」として認識せざるを得ない凄みを抱えている️。
デヴィッド・ボウイと言えばやはり派手な70年代、ジギーやグラムロックの印象が強い。
次にベルリン時代という強烈で一般的な印象を拭いさることはできず、どうしても90年代初頭の活動などは無視される傾向があるような気がする。
紹介される多くはアルバムなら『ジギー・スターダスト』『ヒーローズ』、そして『★』ということになってしまう。
アルバム『ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ』(1993)、『アウトサイド』(1995)、『アースリング』(1997)、『アワーズ…』(1999)は、テクノロジーと作家性を融合させることに成功した結果だ。その創作意欲の爆発が、2000年代の『ヒーザン』『リアリティ』へと繋がっていく。
この辺をもっと盛り下げる企画…となると映画なら2時間では収まらないだろう。
映画公開を記念して、ポップアップストアが渋谷PARCOに出来ている。
『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』
公式 Pop-up Store by PGShttps://store.pgs.ne.jp/davidbowie?gclid=EAIaIQobChMIg9vgsr7-_QIVBUkPAh17yQAsEAEYASAAEgJ73vD_BwE
若者でごったがえすPARCO館内であったが、ショップは少し閑静な状態だった。
オリジナルグッズや鋤田氏の写真集販売コーナーも。
こういう、写真を撮るスペースがあった。
同じポーズを取っている人はこの時はいなかった。
衣装の(レプリカの)展示。
映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』。
2時間はあっという間。
映画としての音響も素晴らしいし、冒頭にも書いたがすごい数の「時代を写す映画たち」とのコラージュが盛りだくさんで、ぜんぜん飽きない。
何やってるのか知らなくても、ボウイが誰か知らなくても見ていられるんじゃないだろうか。
最新の映像テクノロジーと、発達するAIが世界を変えようとしている今、ボウイが生きていたら何をしたいと言い出すのかな…と考えたりするのも、つまり「ムーンエイジ・デイドリーム」ってことなのだろう。
本日は以上です。
※困ってもいないし悪口言うつもりもないんですけど、「ムビチケローソン券」をネットで買うと、ローソン店舗で紙のチケットを発券してレジでお金を払います。そのチケットには「映画館のサイトで座席指定をしてください」と書いてあり、自分が見たい映画館のサイトで座席指定をします。チケットにあるQRコードはスマホでは読み込めないぜと書いてありました。鑑賞当日、割り振られた番号のみを使って入場券を発券します。レシートみたいな薄い紙を。番号だけで良いのでローソンで得たあの紙のチケットは不必要です。映画館に持ってくる必要すらない。ちなみに映画館のサイトで座席指定をする際にIMAX使用料500円を支払います。必須ならローソンで払わせてくれよ。そのタイミングとか三度手前な感じとか、自分が慣れてないだけかもしれませんけれど妙な購入ルートがあるものだ…と思いました。「スマホ持ってない人もいる」とかも考えるけれどサイトに繋がることは必須だし、その場合スマホ持ってない人はネットカフェに行くんですかね。初手の「ムビチケローソン券」が「行きつけのローソンのロッピーで買う」の代わりだとしたら理解できる気がしてきます。仕事帰りにローソンで…っていや、それもスマホで出来るしな…手数料のせいで高いとかもないし…まだよく嚥下できてない、不思議な体験でした。