現在のおみくじの形式は、平安時代に元三大師良源が考案したと言われているが、実際は中国にあったものをもとに、室町時代に作られた。
神のお告げを知る方法としての御神籤(御御籤とも書く)が遊戯化し、漢詩が書かれたものが多かったが、次第に和歌を書いたものも増えた。
室町時代には将軍の後継者選びにもくじが使われた。
石清水八幡宮のくじで決定したのが6代将軍・足利義持である。
※放射状に書いた線のそれぞれを選び、中心部にある当たり外れを見た。この線が仏画の光背を思わせることから、「あみだくじ」と呼ばれるようになった。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得よう。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなのか〜なんて言いながらほんの少しだけ、メモのように書くことを1年間続けます。最低限「365ページある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365