良質な飲み水が出ない土地では、水道を作るための水利技術が発達する。
飲料水だけでなく、農業用水の確保は、人口の増大・市街地の拡大とも密接に関係した。
日本最古の水道は、16世紀に北条氏康が小田原城下へ引くために作った「小田原早川上水」だと言われている。
木製の水道管で各戸に引かれた水は、炭や砂を用いて濾過されていた。
それを見た徳川家康は、江戸のまちづくりを始めるにあたり、まず「水の確保」の重要性を認識した。
上水道建設の成功があって初めて、江戸は100万都市に成長した。
※井戸の水が桶に溜まるまでの間の世間話は「井戸端会議」と呼ばれた。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365