俳諧師であり、浮世草子・人形浄瑠璃の作者。
代表作の一つである『好色一代男』は、主人公の人生を54章に分けて描いており、この方式は『源氏物語』54帖になぞらえたものだと言われている。
談林派の俳諧師として、「矢数俳諧」に挑戦した井原西鶴は、一昼夜で23500句を作り、「二万翁」と呼ばれていたという。
江戸時代にあって、彼には武士政権を揶揄したり、町人の開放を求めたり、という考えはなかった。
あくまで市井に生きる個人にスポットを当て、それまでの日本文学に存在しなかった人物像を、作品に登場させた。
※西鶴の句風は「阿蘭陀流」「放埒抜群」などと揶揄されていた。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365