『方丈記』の作者。
下鴨神社の禰宜の家系に生まれたが、出家したあと京都各地に閑居した。
『枕草子』『徒然草』と並び、日本の「古典三大随筆」に数えられる『方丈記』は、彼の晩年に書かれた。
タイトルの「方丈」とは、彼が晩年を過ごした一丈四方(方丈)の草案に由来する。
無常感を、人の生死だけでなく、すみかにもなぞらえ、天災を生々しく描写している。
※ゆく河の流れは絶ずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と、またかくのごとし。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365