鎌倉殿の13人

鎌倉殿の13人が始まる(まだです)!!

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【鎌倉 豊島屋】鳩サブレー(18枚入り)

 

大河ドラマ、2022年は「鎌倉殿の13人」

 

主役は、北条義時(ほうじょうよしとき)。

2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
三谷幸喜が贈る予測不能エンターテインメント!
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=21781

初めて聞く人も多いと思われます、主役の名前。
そりゃ「予測不能」ですよね基本的に。
何やった人か知らないんだから。

「東京オリムピック噺(2019年)」、「本能寺の変(明智光秀。2020年)」、「明治維新のスピードワゴン渋沢栄一(2021年)」と来ての、北条義時。

誰??というのも無理はない感じ。
「鎌倉」なんだから主役は源頼朝(みなもとのよりとも)でいいじゃないか!と思ったりしますけれど、鎌倉幕府が今でも知られていて、つまり存続したのはこの北条義時がいてこそ。

幕府の創始はもちろん源頼朝なわけですが、いつの間には鎌倉幕府は「源」さんがいなくても回っていくようになる。その基礎を作ったのが北条義時、ということになります。

で、それを書いてある1番の史料が『吾妻鏡(あづまかがみ』という本で、鎌倉幕府草創期からの90年間くらいのことが書かれています。リアルタイムではなく、だいぶ後に書かれたということですね。

その時には「北条がすごい」っていう目線で書くことが当たり前になっていて、「北条義時がすごい理由」を、子孫が感じられるようになっている。

つまり北条義時が攻めて殺した奴は悪いやつ。
つまり北条義時が助けた奴はいいやつ。

というような目線がある。

なんでこんな時代をドラマの題材にしたんだろう?

やはり「13人」というところなんでしょうね。

創始者の将軍・源頼朝が急に死んでしまったので、息子の源頼家(みなもとのよりいえ)が次の「鎌倉殿」になりました。

この息子がどうも頼りない、ということで(最近の研究ではそうでもなかったらしいと言われてるけど)、周りの重臣たちが、合議制でいこうじゃないか、と言うことで、13人集まったと。

それがこのメンバー。

大江広元(おおえひろもと)
三善康信(みよしやすのぶ)
中原親能(なかはらちよし)
二階堂行政(にかいどうゆきまさ)
梶原景時(かじわらかげとき)
足立遠元(あだちとおもと)
安達盛長(あだちもりなが)
八田知家(はったともいえ)
比企能員(ひきよしかず)
北条時政(ほうじょうときまさ)
北条義時
三浦義澄(みうらよしずみ)
和田義盛(わだよしもり)

北条義時の父である北条時政もいますね。

主役ですら初めて聞いたのに後12人も覚えるのかよ…と思ってしまいますが、1年見てればいつの間にか覚えてしまうのでしょう。
「ゲーム・オブ・スローンズ」だってターガリエン家とかスターク家とか、いっぱい覚えたし。

 

なんで13人も要るんだというと。

いま振り返ったら「鎌倉幕府の初期は〜」なんて言えますけれど、この時点では「初期」かどうかなんて、わからないわけです。

やっと武士政権ができて、源氏の御代がやってきた。
だけどその棟梁であった源頼朝が急死。死因は落馬だったと言われていますが武士のトップに立つ人が馬から落ちて死にますかねえ…それよりは「なんで馬から落ちたか」っていうところが重要でしょうね…。

で、息子はまだ頼りない。
というか政権そのものがまだ、グズグズだ。

そもそも「鎌倉殿」を担ぎ上げたのは関東の武士軍団なわけで、自分ちの土地支配をしっかりしたい武士たちは、いわば「源氏の大将をリーダーに担ぎ上げた」という感じだったのでしょう。

有力な軍事力を持ったそれぞれの武士たちが、それぞれの思惑を持って、たくさんいた時代。

江戸時代のように将軍家や幕府に頭が上がらない大名のイメージとは、ずいぶんかけ離れていたはずです。

だから、13人も集まって、意見調整をしなければならなかったんですね。

とは言え、

「あっちを立てればあっちが立たず」
「俺は聞いてない」
「なんであいつが自分より上座なのか」

とか、どんどん出てきたんでしょうね…まとまるわけがない。

だけど政権はまだ動き始めたばかりなので、対外的に「しっかり団結してやっとります」が大事だったんでしょう。

で、結局はすぐにモメまくって攻めたりハメたり殺したりで、主人公・北条義時は周りを全て追い落とし(父親さえも)、鎌倉幕府の最大権力者になっていきます。

例えば梶原景時は、源頼朝挙兵の初期から付き従った猛将で重鎮なのです。
13人の中でも、発言権はかなり大きかったでしょう。

「かの先代・頼朝公は…」ってすぐに言い出す、みたいな。

北条氏にとっては疎ましい存在だったのかも知れません。
押さえであるトップ・源頼朝がいなくなって13人合議制にはなったものの、結局は「二代にわたる将軍の寵愛を誇って傍若無人に振る舞い、多年の積悪が遂に身に帰した(吾妻鏡)」とか書かれて、殺されます。一族皆殺しです(梶原景時の変)。

ぜんぜん、「仲良し13人組」ではない。

みんなで盛り立てて行こう、この幕府を!!っていう感じでもない。

「幕府を乗っ取り、将軍になる」は家柄上、みんな無理なので、誰もが「なんとか実権を握り続けるのだ…!」という野望をもとに、陰謀渦巻く鎌倉で、怒涛の暗躍。

裏切りと讒言(ざんげん)、信頼と猜疑のごった煮。

この辺が、群像劇となっていくということですね。

鎌倉ロケとか、あるんでしょうねえ。

生活と、死と。『海街diary』

 

大河ドラマの、相関図とキャストが発表されてました。

【11.16~20】5日間連続出演者発表!
 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/preview.html?i=26316

 

大江広元(栗原英雄)
三善康信(小林隆)
中原親能()
二階堂行政()
梶原景時(中村獅童)
足立遠元()
安達盛長(野添義弘)
八田知家()
比企能員(佐藤二朗)
北条時政(坂東彌十郎)
北条義時(小栗旬)
三浦義澄()
和田義盛(横田栄司)

おや…空欄の人は発表されてないんですかね…決まってないことないとは思うけど、どこに載ってるんだろう…。

穿った見方をしますと、この発表ラインアップから考えるに『鎌倉殿の13人』とは言いつつも、この時点では物語は

北条義時(小栗旬)
梶原景時(中村獅童)
大江広元(栗原英雄)
三善康信(小林隆)
安達盛長(野添義弘)
比企能員(佐藤二朗)
北条時政(坂東彌十郎)
和田義盛(横田栄司)

の8人を中心に進んでいくのであって(特に最初の方は主役級の大泉洋がいる)、後の4人はまぁ…とりあえず「二軍」扱いでいいんじゃないの…っていうことなんでしょうね。スポット的に、話題の人がキャスティングされたりするかも知れない。

当然、有力御家人だったとは言え当時の権力だったり武力だったりが全員フラットなわけはないですけど、「吾妻鏡に書いてあるボリューム」も、そこには強く影響してるんでしょう。

八田知家とか、阿野全成(こちらはキャストが発表されてる。新納慎也)を攻め滅ぼしたりする重要な役回りだったりするんで、それぞれに「活躍回」はきっとあるはずですけれど。八田知家には源義朝(みなもとのよしとも。頼朝の父)の落胤説もあるそうだし…。

 

 

楽しみになってきました(現時点では放送は1年後です)。







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