奈良・興福寺所蔵の国宝。
興福寺は京都の山科寺を前身とし、710年の平城京遷都の際、藤原不比等によって現在の地へ移され、現在の名前になった。
興福寺の阿修羅像は他の寺院のものとは違い、憂いを含んだ表情が特徴で、人気の理由になっている。これは光明皇后が「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう」の教えを元に、「懺悔を説く」ことを表すために作られたからだと言われている。
3つの顔に6本の腕(三面六臂)の像は、実在の少年をモデルにしたかのような、他にはない趣がある。
※153cmのこの像は15kgしかない。この軽量は、脱活乾漆造という技法が理由である。
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斎藤孝監修。自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365