根本的に新しい叙述技法と、問題意識に革命を起こした小説家の一人。
彼女は姉の家に、リベラルな知識人を集めて盛んに交流した。
そこには E・M・フォースター、リントン・ストレイチーなど、哲学・宗教・政治・美学・文学などについて語り合うにはじゅうぶんな才能が集まっていた。
彼らはブルームズベリー・グループと呼ばれた(姉の家がロンドン中心部ブルームズベリー地区だった)。
彼女は第一次世界大戦の残虐性に衝撃を受け、19世紀から続く写実的な文学の原理では、戦後の世界を描くことはできないと断じた。
発表した「ダロウェイ夫人」「灯台へ」などで、心の動きや時間の流れについての新しい叙述方式を示した。
当時の文化的アイコンとして彼女は有名だったが、心の病には勝てず、夫を残してウーズ川で入水自殺を遂げている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365