信念や概念、思想を持っている我々は、それを「認知」と呼んでいる。
そこへ、異なった信念や概念、思想が現れると、我々はそれらを、矛盾なく成立させようと、自動的に考える。
その際、行動を変えてしまうのは困難だと感じ、矛盾を起こさないために、最初の信念や概念、思想を、変えてしまうことが起こる。
大学のサークルの新入生のいたずらにも、認知的不協和の原理が働いている。
いたずらがひどければひどいほど、新入生はサークルに参加できてうれしいという可能性が高いという。
これは、「努力の正当化パラダイム」と呼ばれている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365