大岡越前(1677年〜1752年)の、「我が子だと主張する二人の女性が、子供を引っ張り、痛がるがゆえに手を離した方を本物だとした名裁き」の元は、ソロモン王の名声を讃える、聖書中のエピソードに由来する。
ダビデ王の息子として、イスラエル王国に繁栄をもたらした名君。
モーセが手にしたという十戒が記された石版を納めた聖櫃を安置した、「第一神殿」の建設に着手した。
この神殿は、豪奢でありすぎたがゆえに、異教の崇拝方式である「偶像」が含まれているという批判を多く受けることにもなった。
バビロニアの軍隊に壊されてしまったあと、第二神殿も建てられたが、これはローマ軍によって破壊された。ユダヤ教徒の中には、救世主が現れたあと、「第三神殿」が建設されると信じる人たちもいいる。
ソロモン王には、700人の王妃と、300人の側室がいたという。他国から招いた彼女らに、強く宗教的な縛りを設けなかったため、国内には深刻な対立が訪れた。南北に、イスラエルは割れた。
それでも彼は、今でも、もっとも優れた知恵者、と見なされている一人である。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365