ダヴィンチは、ユダの心理状態を描いた。
イエス以外で、晩餐が並べられたテーブルに手を置いているのはユダだけだ。
弟子たちの表情と状態を描き分けることで、「最後の晩餐」は聖書の内容を絵画として表現した中で、最も有名で、価値あるものになった。
ダヴィンチは通常のフレスコ画ではなく、テンペラ絵具を実験的に用い、ずいぶんと急いでこの絵を完成させたという。当時の保存技術では持ちこたえられず、絵は完成直後から傷み始めた。
1978年からイタリア政府によって、大規模で本格的な修復が行われた。
一般公開まで、20年を数えることになる。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365