イエスは、この晩餐の後、みずからにどんな運命が迫るのかを知っていた。
イスカリオテのユダに向かい、サンへドリンク(ユダヤの最高法院)に引き渡すのはあなただ、とはっきり告げた。ユダは違うと言い張ったが、いや、あなたのことだと言った。
最後の晩餐は、イエスの処刑前夜に行われた。これが過越祭の正餐だったとすると木曜日であり、イエスが十字架に架けられたのは金曜日だということになる。それが今でも広く信じられてはいるが、ヨハネによる福音書では、最後の晩餐は過越祭の数日前だと書かれている。
イエスがワインとパンを指して「このワインは私の血であり、このパンは私の肉である」と告げた。
これが聖餐(聖体拝領)の始まりだと言われている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365