プロテスタントとカトリックの間の、宗教紛争として始まった30年戦争に、ヨーロッパの領主たちはうんざりし、ドイツのウェストファリアで平和条約を結ぶことになった。
1648年ことだ。
各国がどの宗教を選び、どんな外交政策をとるかは、その国々に委ねられて良いのだ、という取り決めができ、それによって神聖ローマ帝国は消滅することになった。
自国の宗教を押し付ける、という側面を持っていたヨーロッパの戦争だが、その意味では画期的な転換点となった。
戦争がなくなったわけではない。
それぞれの国々が、それぞれに、「宗教以外の」戦争をする理由を見つけ出すようになっただけだ。
ここから第二次世界大戦に至るまで、ヨーロッパでの戦乱は局所的に続いていく。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365